「サッチャー錯視」とは、上下さかさまに反転させた倒立顔において、各パーツの局所な特徴変化の検出・判断がつかなく現象。なお、各パーツの変化は上下が正常な正立顔になったとたん、カンタンに検出・判断できるようになります。この錯視はヨーク大学のピーター・トンプソン(Thompson)が発表した"Margaret Thatcher : a new illusion"という論文にもちいられたイギリス元首相マーガレット・サッチャーの画像にちなみ命名されました。この論文によると、人が普段 目にしない「倒立」したイメージの認識がいかに苦手かがわかる…とのこと。 おなじように「上下逆さの石膏像を描くこと」はデッサンになれた人でもかなりむずかしく、人間の目は、普段目にしているものを逆さにされた途端にうまく認識できなくなることをあらわしています。
▲サッチャー元イギリス首相の顔写真をつかった「サッチャー錯視」
http://www.moillusions.com/margaret-thatcher-illusion/
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